プレミアムポイント徹底解説!マイルとの違い

  • 2019年10月31日
  • 2021年3月5日
  • SFC修行

SFC修行をする上で最も大切なポイント【プレミアムポイント】、そして【マイル】との違いについて徹底解説していきます。
フライトマイルとプレミアムポイントの計算方法ついても解説していくので、ポイント計算をしながらSFC修行計画を練っていきましょう!

プレミアムポイントとは?

ANA上級会員になるために、1年間とにかくANA便orスターアライアンス加盟便に乗りまくり、ポイントを貯めていくわけですが、ANAではこの搭乗した際にもらえるポイントを『プレミアムポイント』略して『PP』と呼んでいます。

(ちなみにJALでは『フライオンポイント』略して『FOP』と呼ばれています。)

スーパーフライヤーズカード(SFC)を申請できるプラチナステータスになるために必要なプレミアムポイントは50000ポイント

さらにこのうち25000ポイントはANAグループ便に搭乗してポイントを獲得する必要があります。

よくマイルと何が違うの?

っていう質問を受けますが、マイルとプレミアムポイントは全くの別物です。

マイルは搭乗した際だけでなくマイレージカードでの決済やポイント移行など、搭乗しなくても貯めることができますよね。

そしてマイルはマイルを航空券に換えたり、ANAコインに換えたり、ほかのポイント(楽天ポイントとか)に換えたりと現金化して使うことができます。

一方プレミアムポイントは飛行機に乗らないと絶対に貯まりません

現金化もポイント移行もできず、ただ1月から12月までの搭乗分のポイントが積算され、また翌年1月にはリセットされます。

何のために使うポイントなの?

と聞かれたら、ステータスの区別化を図るためのポイントということになります。

飛行機に搭乗しないと貯まらないポイントなので、この1年間どれくらいANA便orスターアライアンス便の飛行機を利用してくれているのかを分かりやすく表してくれるポイントなんですね。

そして、その搭乗してくれた分のポイントに応じて翌年のステータスが決まるというわけです。

つまり上級会員に興味がない人には全く関係のないポイントなのかもしれません(笑)

フライトマイルの計算方法

最初にフライトマイルとプレミアムポイントの公式はこのようになります。

この公式を細かく説明していきますが、

プレミアムポイントの前にまずフライトマイルの計算についてお話しすると、

フライトマイルは上の表の公式の通り

区間基本マイレージ + 予約クラス・運賃種別ごとの積算率

で計算されます。

区間基本マイレージというのは単純に出発地から到着地への距離となります。

例えば

東京→那覇ならば片道984マイル
東京→ニューヨークならば6723マイル

ということになります。

運賃種別とはそれそれの航空券の種類を分類したもので、国内線ならばプレミアム運賃、ANA SUPER VALUE 21 〜75、障害者割引運賃、株主優待割引運賃など、国際線ならばSuperValue、Basic、Flexなどに分けられています。

国際線の場合はさらに細かくアルファベット1文字で予約クラスが示されています。

同じエコノミークラスの航空券でもこれらの種別や予約クラスによって払い戻しやアップグレード、予約変更等の可否について細かく取り決めがあります。

そのため例えば同じ日時の羽田発→ニューヨーク行きの航空券を比較した場合、

払い戻しや予約変更が可能な航空券は払い戻しや予約変更ができない航空券に比べて航空券の価格が高く、積算率も高く設定されています。

この運賃種別についてはとても細かく分類されているので、もっと詳しく知りたい方はこちらに詳しくまとめています!ご参考までに。


ANA運賃種別と予約クラス・積算率まとめ

さて、分かりやすく直近の羽田⇔ニューヨーク路線(往復)を2つの予約クラスで比較してみました。

運賃種別 予約クラス 積算率 運賃 フライトマイル
Value 70% 217280円 4706マイル×2
Flex 100% 489780円 6723マイル×2

この比較では極端に価格差が出てしまいました。

注意したいのは、格安セールで航空券を購入した場合やパッケージツアーで航空機を利用した場合、

マイル積算対象外であったり積算率30%だったりと、運賃が安い分、マイル・プレミアムポイントが貯まらない結果になる可能性があるということです。

プレミアムポイントなんて全く貯める必要がなく、とにかく安く旅行に行きたい方はそれで問題ないのですが、

SFC修行ではこういった積算率の低いクラスの航空券は使い勝手がよくありません。

なぜならプレミアムポイントもフライトマイル同様に積算率によってその値が決まるからです。

プレミアムポイントの計算方法

ようやく本題のプレミアムポイントの計算方法です。

区間基本マイレージ×予約クラスごとのマイル積算率×路線倍率+搭乗ポイント
フライトマイルに路線倍率をかけて、さらに搭乗ポイントを足すことでプレミアムポイントが計算されます。
路線倍率とはANAが独自に定めている路線別の倍率になります。
国内線は一律2倍国際線の場合は日本発着のアジア・オセアニア・ウラジオストク路線(ウラジオストク便は2020年3月16日搭乗分より)1.5倍その他の路線1倍と決められており、
単純に国内線を利用した場合はフライトマイルの2倍のプレミアムポイントが貯まるということになります。
搭乗ポイントは予約クラスの良い航空券で搭乗した場合、おまけでもらえるプレミアムポイントです。
国内線ではANA便のみ、主にプレミアムクラスや株主優待運賃を利用した際などに400搭乗ポイント
国内で乗り換え便を利用した場合(那覇→羽田→札幌など)区間ごとに200搭乗ポイント
国際線では予約クラス100%積算率のエコノミークラス、すべてのプレミアムエコノミー・ビジネスクラス・ファーストクラスを利用した際に路線ごとに400搭乗ポイント(ANA便・スターライアンス便含む)
搭乗ポイントがもらえます。
路線倍率と搭乗ポイントの詳細はこちらにまとめていますので、参考にして下さい。

路線倍率と搭乗ポイントのまとめここでも分かりやすく羽田→那覇路線羽田→シドニー路線羽田→ニューヨーク路線(いずれも片道)を予約クラスを変えて比較してみたいと思います。

行き先 区間マイレージ 座席クラス 運賃種別

予約クラス

マイル積算率 路線倍率 搭乗ポイント PP
那覇 984 普通席 ANA SUPER VALUE 75   75% 2倍 1,476 
那覇 984 プレミアム席 ANA SUPER VALUE PREMIUM 28   125% 2倍 400 2,860
シドニー 4,863 エコノミークラス Value 50% 1.5倍 3,647 
シドニー 4,863 プレミアムエコノミー Value 100% 1.5倍 400 7,694 
ニューヨーク 6,723 エコノミークラス Value U 70% 1倍 4,706
ニューヨーク 6,723 ビジネスクラス Value Plus 125% 1倍 400 8,803

この比較をみると、いかにマイル積算率と路線倍率の威力が大きいか分かると思います。

那覇プレミアムクラスとシドニーエコノミークラスではプレミアムポイントがわずか800ポイントしか変わりません。

ちなみに上記のクラスでの運賃は那覇線は約34000円、シドニー線は約45000円でした。

このようにプレミアムポイントの計算はただ距離によって決まるのではなく、積算率・路線倍率が複雑に絡み合い非常に奥が深いです。

時間がなくても国内線の搭乗だけで、SFC所得は可能!ということです。

国際線で一気にプレミアムポイントを稼ぐことも、

路線倍率と予約クラスを利用した国内線攻めでこつこつポイントを貯めることも、修行の仕方はその人次第。

私はとにかく観光も現地での食事も存分に楽しみながらSFC所得を目指したかったので、国内国外問わず行きたい場所に飛び回りました。笑。

というわけで、ゆっくり2019年度のSFC修行について綴っていきますので、ぜひお付き合い下さいませ♪

最後までご覧いただきありがとうございます。
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