アベノマスクをプリーツマスクにリメイク~簡単アベノマスク・リメイク術①~

アベノマスク配布!そのサイズは?

ついに配布が始まった【アベノマスク】

医療従事者の私は少し早く職場から配布されました。

とーってもシンプルな、シンプルすぎる平マスク。

普段仕事で使うサージカルマスク(使い捨てマスク)と比較すると・・・

政府から配布されたマスクはガーゼが10枚折り重なっているので、その点では手作りの布マスクに比べて、かなり厚みがあります。

ただ、難点はこのサイズ。

いくらなんでも小さすぎでしょうw

政府配布の平マスク:横13.5㎝×縦10㎝
使い捨てマスク:横17.5×縦16㎝(プリーツを広げたサイズ)

子供か、超小顔の大人以外、鼻と口を覆えません。

くしゃみのタイミングで口を開けた瞬間、マスクが口からはみ出る。。。

マスクの意味ないじゃん!(笑)

このままの状態ではせっかくいただいたマスクも未開封のまま使い道がないので、リメイクして【使えるアベノマスク】にすることにしました!

そのリメイク方法をご紹介したいと思います♪

アベノマスクを解体しよう

いただいたアベノマスク。

まずは糸を切って、解体していきましょう。

糸切りハサミとリッパーを使います。

先が丸いハサミでは糸が切れないので、先の尖った糸切りハサミを準備してください。

こういったハサミが1つあると、糸切り目的だけじゃなく、数ミリ単位の布のカットやミシン後の糸始末も簡単にできます。

片方が解けました。

糸を無理に引っ張るとガーゼの繊維がヨレてしまうので、慎重に解いてください。

全部解けると63㎝×27㎝のガーゼ耳ゴム2本ができます。

水通し&アイロンをかけよう

ところどころシワが目立つので、まずはアイロンでシワを伸ばします。

時間がある方は一度水通し(手洗い)をして、乾かしたあとアイロンをかけると、縮み防止になりさらに綺麗に仕上がります♪

配布されたマスクから髪の毛や汚れ、黄ばみ等の問題が指摘されています。
衛生面の観点から、一度洗ってからリメイクされることをオススメします!

シワが伸びて綺麗なガーゼになりました。

この白ガーゼだけをつかって、普段使いできるプリーツマスクにリメイクしたいと思います。

アベノマスクからプリーツマスクのリメイク方法

生地を裁断する

まずは生地を半分に折ります。

【わ】になったところを下にします。

【わ】とは:2つ折りにしたときにできる山折り部分のことです。

中央に印を入れます。(生地の4分の1のところ)

上の両サイド横5cm×縦約15.8cm

下の両サイド横2cm×縦約15.8cm

のところにチャコペンで印を入れて、裁断します。

カットできました。

直線のカットはロータリーカッターがあると便利です。

布も紙もサクサク切れる、便利なロータリーカッター

印は自然に消えるチャコペンでつけました。

自然に消えるタイプ&水で消えるタイプのチャコペン3色セット

マスクの上下を縫う

一度生地を開いて、画像のように置きます。

上下の【わ】の部分を1cm折り曲げて固定します。

写真は手芸用クリップですが、まち針でも大丈夫です。

折ったところの端から2〜3mmの部分をミシンで縫っていきます。

安全で使いやすい手芸用クリップ。5・7・10mmの縫いしろ幅の目安を図れる便利な目盛付き。

ノーズワイヤーを入れる(入れなくてもOK)

ノーズワイヤーを入れる場合は、先ほど縫ったところからノーズワイヤーを入れます。

ノーズワイヤーは使い捨てマスクから取り出すか、楽天やAmazonなどで購入することもできます。

ノーズワイヤーの長さを測って、マスクの中心にセットします。

セットしたワイヤーから約5mm外側にチャコペンで印を付けて、印の上を2〜3回縫っていきます。

上部(鼻側)を縫いポケット口を作る(ポケットありマスクの場合)

ポケット口を作っていきますが、ポケットなしのマスクも作り方は同じなので、共通部分から進めていきます。

ノーズワイヤーを入れた方を下にして、生地を半分に折ります。

ノーズワイヤーを入れた側がマスクの表布になるので、裏布が表布からはみ出さないように、少しだけ表布を長くしてクリップかまち針で固定して下さい。

上下を縫っていきますが、まずは上(鼻側)から縫っていきます。

ここで①ポケットなしマスク②ポケットありマスクで縫う範囲が違うので気をつけて下さい!

①ポケットなしマスクの場合は上側を端から端まで縫います。

①ポケットなしマスクの場合は生地を重ねた部分の端から2〜3mmのところを縫って下さい。

ノーズワイヤーの上を縫わないように、ノーズワイヤーを下にズラして位置を確認しながら縫っていきます。

②ポケットありマスクの場合はポケット部分を開けて、両端のみ縫います。

(鼻側)が縫えたら、下(あご側)も縫っていきます。

下部のあご側は端から端まで縫って下さい。

プリーツを作る

マスクの縦の長さは約15cmになっていると思います。

中心の7.5cmの部分から上下、左右均等に印を付けます。

画像を参考に

【2.5㎝】【3.5㎝】【5.5㎝】【6.5㎝】【8.5㎝】【9.5cm】【11.5cm】【12.5cm】

のところにチャコペンで印を付けます。

【谷折り】【山折り】を書いていますが、分かりにくいところなので、紙で作ったりプリーツ画像も参考にしてみて下さい。

裏からみるとこんな感じです。

印をつけたところに5mmの切れ目を入れます。

切れ目を入れることでプリーツが作りやすくなります。

プリーツを作るときにピンセットがあると作りやすいので、写真に載せていますが、持っていない方は不要です。

プリーツを作ってズレないようにしっかり固定します。

②ポケットありマスクの場合はポケットの入り口がズレないように、ポケット部分も固定して下さい。

ひっくり返すと、プリーツはこのようになっています。

このままだとすぐにプリーツが乱れてしまうので、裏面のプリーツを確認しながら、プリーツの端っこを仮縫いしておきましょう!

マスクの通し口を作る

最後にマスクゴムの通し口を縫っていきます。

本来、ゴム紐は最後に紐通しを使って通すのですが、アベノマスクのゴム紐はしっかり結ばれているためなかなか解けません!涙(;_;)
頑張っても解けない方は、ゴム通し口を縫う前に先にセットしておきましょう。

さて、工程に戻ります!

マスクをみていただくと、中布があるところは少し厚めの4重ガーゼになっています。

まずは2重と4重の境目まで1回折ります。

このときにプリーツが開かないように、しっかりプリーツを整えながら折るのがポイントです!

もう一度同じ幅で折ります。

ここもプリーツが乱れないように整えながら折り曲げて下さい。

プリーツを整えて固定します。

裏面を上にして、最後に折ったところの端っこギリギリを縫います。

ここが一番難しい!厚みがあって縫いにくいんです

プリーツが乱れないように気をつけながら、ゆっくり慎重にギリギリを縫いましょう!

左右縫って、ゴム通し口の完成です。

無事マスクゴムが解けた方はマスクゴムを通しましょう。

本当は紐通しを使いますが、近くに見当たらず、ヘアピンで代用しました。

ちゃんとした紐通しはこんな感じです。

好みのサイズに結んで、結び目を通し口の中に隠したら完成です!

チャコペンが少しで残っていますが、自然に消えます♪

すぐに使いたい場合は、濡れた布で拭くと簡単に消えます。

サージカルマスク(使い捨てマスク)と比較すると、こんな感じ。

アベノマスクと比較すると…

女性にちょうどフィットするサイズだと思います。

パッと見は普通のサージカルマスクのように見えますよね♪

以上、アベノマスクのリメイク、プリーツマスクの作り方でした。

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