今回は手作りベビーグッズの中でも一番作りがシンプルで、初心者の方にもおすすめな「基本のスタイ」の作り方をご紹介したいと思います。
市販でも、比較的リーズナブルな価格で様々なデザイン・素材で作られたスタイが売られていますが、自分が愛情を込めて作った手作りスタイの可愛さは格別です♪
ぜひお気に入りの生地や普段使う機会のない上質タオル、ママの古着などを使ってオリジナルで可愛いスタイを作ってみて下さい(*^^*)
今回のスタイはストライプ生地にピザ+名前刺繍を入れて作ってみました。
リバーシブル仕様なので、後ろは嵐のグッズに使われている嵐ロゴのイラストを刺繍しています♪
ピザ刺繍と嵐ロゴはブラザー社の「刺繍プロ」を使用しています。
(※商標登記されてるロゴやデザインを商用に使用することは禁止されていますので、個人でお楽しみ下さい♪)
刺繍機能付きのミシンをお持ちの方は、ぜひ名入れのオリジナルスタイを作ってみて下さい(*^^*)
初めてのスタイ作り♪「基本のスタイ」の作り方
スタイの必要物品
準備するもの
表布:縦34㎝×横24㎝ 2枚
(リバーシブルスタイにする際は柄の違う表布を2枚準備)
今回は表布①:オーガニックコットン(ワッフル)
表布②:コットン100%シーチング生地(ストライプ)を利用
ドミット芯:縦34㎝×横24㎝ 1枚
スナップボタン
(手縫いタイプのものやマジックテープでもOK)
特にダブルガーゼを使用する場合は、使用していくにつれて数cm縮んでくるので、ベビーのサイズに合わなくなる可能性があります。
スタイの無料型紙
こちらから型紙をダウンロードしていただけます。
上の画像をクリックすると、PDFが表示されます。
※こちらの型紙には縫い代が含まれておりません。
7mmの縫い代をとって生地を裁断して下さい。
また、印刷時は縮小印刷にならないよう【実際のサイズ(既定サイズ・100%サイズ)】での印刷をお願い致します。
基本のスタイの作り方
生地を裁断する
型紙に沿って縫い代7mmの幅をとって生地を裁断します。
スタイが左右対称になるように、生地を半分に折って、折り曲げた部分を型紙の【わ】の部分に合わせます。
裁断する際は、
①生地がズレないように、まち針で固定するor重りをのせる
②チャコペンで型紙よりも7mm外側に線をひいていく
③線の上を裁断する
☆補足☆ドミット芯について
今回は表布と裏布の間にドミット芯を挟んで、ふわふわなスタイに仕上げました。
100%コットンで作りたい場合はダブルガーゼを間に挟んでもOKですし、よく吸水してくれる不要のタオルなどでも代用できます。
ドミット芯は2.5mm~5mmまで様々な厚みのものがあります。
ふわっふわなスタイが良い方は厚いドミット芯を選ぶと良いと思います。
今回は3mmのドミット芯を使用しています。
程よい厚みがあり、生地に張りを出してくれます。
こちらもベビーグッズ作りによく使用していますが、しっかりしていて芯材としてもオススメです(*^^*)
キルト芯とドミット芯の違いって?
似ているようで似ていないキルト芯とドミット芯。
その違いはキルト芯よりもドミット芯の方が繊維がしっかりと絡んでおり、耐久性に優れています。
飾って楽しむようなものにはキルト芯、実用的なものや頻繁に洗濯するものはドミット芯を使用すると良いです(*^^*)
表布・裏布・ドミット芯を順番に重ねて仮止めする
3枚の布を順番に重ねていきます。
ここの重ね方を間違えると、ドミット芯が表に出ちゃったりするので、気を付けて生地を重ねて下さい。
まず、一番下にドミット芯、ドミット芯の上に1枚目の表布①を表側を上にした状態で置きます。
ドミット芯は表裏を気にしなくても大丈夫です。
次にもう1枚の表布②を、裏面を上にして重ねます。
表布①と表布②は中表になっている状態です。
※中表:生地同士が表の状態で重なっていること
重ねた順番を再確認して、生地を仮止めします。
生地の固定は、まち針でもOKですが、画像のような仮止めクリップがあると便利です♪
スタイの周囲を縫う
スタイの周囲を縫い代7mmで縫います。
この時、画像のように返し口になる部分を約6m残して周囲を縫って下さい。
カーブの部分はよれないように、ゆっくりと針を進めます。
少しでも生地が突っ張ったり、ヨレそうなときは、一度ミシンの押さえをあげて、生地を整えてから縫い進めて下さい。
特にカーブが急な……の箇所は、2針進めては生地をズラして、さらに2針進めて…といった感じで数回に分けて、生地をズラしながら縫うとキレイなカーブで縫うことができます。
カーブの部分に切れ目を入れる
切れ目を入れる前に縫い代を割ってアイロンをかけておくと、よりキレイに仕上げることができます。
今回はこの工程はスキップしました(;^ω^)
カーブになっている部分に切れ目を入れます。
縫い糸を切らないように、5mmほどの切れ目を入れます。
カーブが緩いところは2~3cm間隔、カーブが急なところは1cm間隔で切れ目を入れていきます。
一番下の角はカットして、5mmの切れ目を入れておいて下さい。
返し口から表に返す
スタイの周囲全体に切れ目を入れたら、返し口から表に返します。
首周りの細い部分は返しにくいので、先が尖っていない箸などを使って中から押すと、キレイに表に返すことができます。
全体を返し終えたら、形を整えてアイロンをかけます。
返し口も形が左右対称になるように縫い代を整えて、アイロンをかけておくと、出来上がりがキレイです。
返し口をまつり縫い(コの字綴じ)で縫う
最後に返し口を綴じていきます。
スタイやポーチなどの返し口はコの字綴じで縫う方法が一般的です。
刺し終わりから出た糸をギリギリでカットして、スタイの中に隠します。
横移動は3mm~5mm間隔で細かく縫うとキレイに綴じることができます。
縦移動はとにかくまっすぐ垂直に。
針を斜めに入れると、縫い糸が外から見えてしまいます。
さらにスタイを補強したい場合は、スタイの周囲を縫い代2mmで1周ぐるっと縫って下さい。
(周囲を縫わないスタイも、ふわふわ感が強調されて可愛いですよ♡)
スナップボタンをつける
最後に首回り部分にスナップボタンを付けていきます。
ここはスナップボタンでなくても、マジックテープやボタンでもOKです。
今回は首周りの長さを調整できるように、片方に2ヶ所のスナップボタンを付けてみました。
1ヶ所のみでも良いですし、微調整したい場合は1cm間隔で3ヶ所ボタンを付けても良いと思います。
スナップボタンは誰でも簡単につけることができます♪
こちらのハンディプレスもありますが、少し力がいるので、卓上プレスの方がオススメです。
プラスナップボタンが別売りの場合や買い足したいときは、小売りタイプと大容量タイプがあります(*^^*)
完成
出来上がりです。
周囲を縫うことで洗濯しても型崩れしにくくなります。
以上、基本のスタイの作り方をご紹介させていただきました。
次回はイチゴスタイの作り方を無料型紙付きでご紹介したいと思います。
いつもご覧いただきありがとうございます!
ブログランキングに参加させていただいています。
ポチっとよろしくお願い致します(*^^*)